知人の日本画展で、~白紙における罫線を思索する時間~
10月8日、土曜日に馬喰町EAT+ARTへ。
知人の日本画家、中村 嘉宏氏の個展にお邪魔しました。
現地で、これまた知人の日本文化、和食研究をされているDavid Ellis Wells氏とも合流。
この日はちょうど、日本の先鋭的な現代創作を代表する詩人、吉増剛造氏と文化人類学者の今福龍太氏による「罫の訪ひ」と銘打ち、文化と文学的なアプローチにより罫線の概念を読み説く会も併催されておりました。
米国の思想家、ヘンリー・ソーローの思索も掬い上げながら白紙にリズムのように刻まれている罫線に潜在する意味性、意図性を外部内部現象から弁証する知的な時間。
中村氏の作品と、トークイベントにより、罫線という世界を知を巡る旅のように言葉をつむぎ、思索していくお話の過程はとても脳に刺激をもらいました。
終了後にはオフトーク楽しみました。